避妊とお薬の副作用

避妊に用いられるお薬を一般的に「避妊薬(ピル)」と呼ばれています。正しく服用することで、非常に高い避妊効果が得られる一方で副作用のリスクもあります。当サイトでは避妊薬の副作用についてご紹介しております。

避妊薬(ピル)と副作用について考える女性の写真

避妊薬服用後に嘔吐してしまった時の注意事項

避妊薬であるピルには妊娠時に大量に分泌される黄体ホルモンが配合されています。これを定期的に摂取することで、体内の濃度を一定になり身体が妊娠したと勘違いし、脳は排卵の停止の指令を出します。つまり避妊の効果を発揮するためには、体内への吸収が不可欠でもあるのです。しかし毎日同じ体調という訳にはいかず、具合の悪い日もあり嘔吐をする可能性もありますが、嘔吐をした時はピルをいつ服用したのかを確認しましょう。仮に服用後3時間以上が経過した場合であれば、薬はある程度吸収されていると考えられます。しかし服用後3時間以内の場合は、体内への吸収が不足であると考えられ、もう1回服用する必要があります。しかし稀であると思われますが、服用の度に嘔吐してしまうのであれば、具合が悪いだけでなくピルが身体に合わない可能性があるので服用を中止し、ピルを処方した医療機関で相談してみると良いでしょう。ピルの副作用には妊娠初期の症状でもある吐き気があります。これは嘔吐まではいかなくとも、服用した多くの人が感じる症状とも言われてますが、服用し続けることで気にならなくなることも分かっています。しかし吐き気の副作用が強く出てしまい嘔吐をしてしまう人もいますが、それではピルの避妊効果を得ることが出来なくなってしまうので、他のピルに変えるか、嘔吐の症状を緩和させるような薬を処方してもらい様子を見るか、医師に判断してもらいましょう。服用後の嘔吐時の1つの基準は3時間です。それに合わせて服用するか否かを決めましょう。またもう1つの基準は、初めて服用したかどうかです。初めて服用した場合に吐き気が強く嘔吐した場合は、薬が合わない可能性もあるので、医師に相談しましょう。

避妊薬服用で太るって本当なの?

ピルを服用している女性からは、「ピルを飲み始めてから太った」という意見が見られます。「避妊薬服用で太るって本当なの?」というのは、短絡的な考え方です。ピルが直接的な原因というより、ピルによる食欲増進が原因となっている、というのが実際のところなのです。ピルに含まれている成分は、「女性ホルモン」で、そのホルモンを補充することで、妊娠した時と同じ状態にするしくみで、排卵を起こさず、避妊の効果を得ることができる原理になっています。ピルに含まれている女性ホルモンは、具体的に、卵胞ホルモンの「エストロゲン」、黄体ホルモンの「プロゲステロン」です。卵胞ホルモンの「エストロゲン」は、食欲を増進させ、女性らしい体を作るため脂肪を蓄積させます。ピル=太る、ではなく、ピルを飲む=女性ホルモンの働きで食欲が増進する=食べ過ぎる=太る、というプロセスを経て、体重増加へと繋がっているのです。また、黄体ホルモンの「プロゲステロン」は、体に水分を溜め込む作用があり、むくみやすい体質となります。ピルを飲む=体に水分を溜め込む=むくみやすくなる=太る、というプロセスで、それぞれの女性ホルモンの効果で、脂肪も水分も蓄えやすい体質になるのです。胎児を育てるために必要な脂肪と水分ということです。妊娠中の産婦人科の検診では、妊婦さんに食事内容の指導があり、食べすぎによる体重増加は、厳重に注意されています。妊娠中には、ホルモンの働きで、やたらとお腹がすく、食欲が旺盛になる「食べづわり」というつわりの現象がおきる、など、食欲が増加します。ピルの働きで妊娠中と同じホルモン状態を作り出すのであれば、ピル服用中は、食事制限が必要なほどの食欲があるとしても不思議はありません。ピルの副作用として食欲増進効果があるため、食欲のコントロールが必要となります。

避妊薬の入手方法と危険性

避妊薬と言えば、経口薬であるピルです。女性の生理は約28日周期になっており、その周期で女性ホルモンの分泌バランスが大きく変わり、排卵を行って妊娠に備えています。ピルはその排卵をストップさせて妊娠を避けるものです。毎日ちゃんと服用することで99%もの避妊率があると言われており、男性任せにならない女性主導の避妊の方法として広がりつつあります。ピルの入手方法は、産婦人科での処方が主なものとなります。日本ではドラッグストアや薬局では手に入らず、医師の処方箋が必要な処方薬となっているためです。ピルの処方は健康保険が利用できないため、医療機関やピルの種類によって変動はありますが、1シート28日分を3000円~5000円ほどで全額自費で購入する必要があります。病院に行くのが嫌だ、費用を安く抑えたいという場合には個人輸入という方法もありますが、ピルに関しての知識が必要なことと何らかの副作用が起こった場合にも自己責任となることを理解したうえで購入しなければなりません。ピルを飲むことによる副作用は主なものとして頭痛、腹痛、吐き気、嘔吐、胸の張りがあります。これはピルを飲むことで身体を偽妊娠という状態にしてしまうため、つわりと同じような症状が出てしまうのです。人によっては長期間副作用が続くことがありますが、ほとんどの人は1シート飲み切るころには改善すると言われています。また妊娠中は出産などに備えて血液をすぐに止血する作用が働いているため、偽妊娠の状態になっているピルを服用中の人は血栓ができやすくなることがあります。手足がしびれたり呼吸が苦しいといった症状がある場合には血栓が出来て血管をふさいでいる可能性があるため、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。